ハウスメーカー住宅のリフォームについて

先日、中古一戸建て検査サービスを買主様の依頼で、住宅診断した時にリフォームについて質問されました。

その物件は築15年位の某大手ハウスメーカーの軽量鉄骨造りの住宅です。買主様は、「この壁とか取り払うことできますか?」「窓の位置とか変更できますか?」「間取り変更できますか?」等のご質問をうけました。答えは、もちろん、できる場合もありますし、できない場合もあります。但し、ほとんどのリフォーム会社さんや、設計事務所や、工務店さんはほとんどできないと答えられると思いますが・・・。

なぜなら、ハウスメーカーの軽量鉄骨造りの場合、独自工法のため、詳細な資料の提出をお願いしても、情報保護法をたてにして、提出していただけません。(10年位前までは、ハウスメーカーに詳細資料を依頼すれば出てきたのですが、現在は、たとえハウスメーカーの子会社の会社であっても、手に入れることができません。)そのため、詳細な構造の材料等が不明なため、構造計算もできないため、その間仕切り壁を取ったり、変更したりすることが可能かどうかの判断がつかないためです。そのため、施工の責任を取れないため、基本的に構造変更を伴うリフォームは、建てられたハウスメーカーしかすることができません。とお伝えしました。

もし、構造を伴うリフォームを将来的に行う予定のお客様の場合は、その1社にしか頼めないと思って、新築・中古住宅の購入を検討されたら、良いと思います。

もちろん、キッチン等の設備機器の入れ替えやクロスの張替、外壁の塗装などのリフォームは、お客様が自由に業者の選択ができますよ!

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