
先日、ある不動産屋さんからの依頼で、空家の住宅診断をした時、待ち合わせ時間より早く現地についたら、顔なじみのシロアリ業者さんが来られていたので、不動産屋さんが来るまでに様々な話を聞くことができました。そのシロアリ業者さんは、大手住宅会社さんや大手不動産屋さんからの依頼で、シロアリ調査をされている会社です。何と、床下に潜ってシロアリ調査をされるのですが、調査は、すべて無料で行っているとのことです。そして、もし、シロアリがいた場合には、それぞれの住宅会社さんや不動産屋さんと取り決めた金額で、防蟻工事を行っているとのことです。どのくらいの割合でシロアリがいるのか?を確認したところ、10件調査したうち、3件位にシロアリがいるそうです。僕的には、凄く確率が高いと思ったので、詳しく聞いてみると。。。田舎の廃墟(古家)を買い取って、リフォームして再販している会社(結構、有名な会社です)の割合が高いとのことでした。やっぱり、人が住まなくなって、長期間、空家にされていると、空気の循環がなくなり、湿気がこもってくるので、木材が腐朽してきて、シロアリの発生比率が高くなるとのことです。ベタ基礎の工法を採用している住宅は、シロアリの発生する可能性は低いですが、最近、三田市のある住宅地域で、シロアリによる被害で、修繕費が約200万円位かかった住宅があったらしいです。その住宅でのシロアリは、床下ではなく、外壁の隙間から壁内に入り込んできていて壁内に大量発生していたらしいです。その住宅は、空家になっていて、売主側の住宅検査及びシロアリ調査を約半年位前に行っていたらしいですが、契約後、買主様によって発見されたらしいです。シロアリ業者さん曰く、床下は、その当時は問題がなかった(但し、全床下空間の確認は物理的にできなかったらしいですが・・・)と言っておられました。シロアリは、床下だけでなく、外部の壁の隙間からでも進入してきますので、シロアリ業者さんに調査を依頼されるときは、家の外壁および外周部の確認も必ずしてもらうように依頼してください!