新築マンションの内覧会の裏側

僕自身、設計事務所をはじめて、約8年ですが、初めの半年位、仕事がほとんどなかったので、新築マンションの内覧会の受付やお客様の案内のバイト(派遣会社に登録して)をしていました。ディベロッパー側(事業主)で、営業の代理として、受付したり、ゼネコン側(施工会社)で、お客様と一緒に部屋に行って、設備機器の案内やお客様が指摘した箇所の説明や書記をしていました。だから、お客様がホームインスペクターや設計士を一緒に連れてきた時のディベロッパーやゼネコンの人の気持ちやよく話をしている内容の暴露??をします。ちなみに、新築の内覧会には多くの人がいますが、実際のところ、事業主の会社の社員やゼネコンの社員は多くても5~6人しかいません。案内をする方や受付の方は、派遣の方、ゼネコンの会社を退職されたOBさん、下請けから駆り出されてきた人ばかりです。だから、そのマンションに初めて足を踏み入れる人も結構多いです。事業主の人やゼネコンの人は、お客様がつれてきた設計士やホームインスペクターなどを「内覧屋」と呼びます!事業主の方にとって、内覧屋は、スケジュール通リに動いてくれないちょっとうっとしい存在です。通常、お客様には、お部屋の内覧時間は、30分~1時間位でお願いします。と伝えられるみたいですが、内覧屋さんが一緒だと、短くても1時間30分位から長かったら3時間位かかりますので、スケジュール的に悩ましい存在なのです。また、受付の派遣の人も長引かれては、仕事が契約時間内に終わらない可能性があるので、よくお客様に「今日は17時で閉館しますので、それまでに全部のスケジュールを終わらせてください」と言っていますが、実際のところ、閉館時間は決まっていません。ゼネコン側の人にとって、内覧屋は、お部屋の修正箇所を指摘する数が多いため、とってもめんどくさい存在です。私がバイトしていた時、よくゼネコンの人に「不具合を見つけても、お客様が指摘するまでは、黙っておくように!」と言われてました。だから、ゼネコンの人にとって不具合の指摘箇所を多く見つけだす内覧屋は、とっても、うっとしい存在なのです。

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