最近、買主様から中古一戸建て住宅（築２０年）の検査依頼があり、中古診断を行いました。外部や内部、小屋裏を見る限り、大きな問題はないのではないかな？と思いましたが、最後に床下の詳細調査を行うと・・・・！なんと、基礎コンクリートが斫られている部分が何か所かあり、そのうちの何か所かは、全く補修されていない状態でした。
床下の状況から、推測するかぎり、シロアリ業者が防蟻工事をするときに基礎を斫って、そのままにしている可能性が高いと思われました。なぜなら、シロアリの駆除跡があり、基礎コンクリートを斫った場所は、すべて人通口がない場所でしたので、駆除もしくは、シロアリがいるかどうかの確認のために、基礎コンクリートを斫ったと思われます。基本的にシロアリ業者は、建築に関しては素人なため、シロアリを駆除するためだけに構造の問題も考えずに自分達の仕事が完遂できれば良いと思い、素人の住人様の了解を得て、安全性も考えずに、コンクリートを斫ることを簡単に行う傾向があります。家の耐久性や安全性を考えれば非常に危険です。そのため、シロアリ業者は、シロアリに関しては、プロですが、建築に関しては素人です。（設備配管や建築構造に関しては、全く知りません）ですので、シロアリの駆除だけを目的に頼むのであれば、問題はありませんが、床下の状況確認をする場合は、ぜひ専門の機関へご依頼ください！
弊所では、床下や屋根裏の詳細調査だけを行う『もぐる専門サービス』を開始しました！詳しくはこちらまで！
